GoogleがIE6のサポート段階的に終了へ、3月1日にDocsとSitesから


 米GoogleがInternet Explorer(IE)6のサポート終了の方向へ動いている。まず「Google Docs」と「Google Sites」におけるIE6のサポートを3月1日から段階的に終了していく方針であることを、1月29日に明らかにした。

 3月1日以降もIE6で両サイトを利用することはできるが、新機能や一部の機能が利用できない可能性があるとしている。全機能が利用できるブラウザーは、IE 7.0以降、Firefox 3.0以降、Google Chrome 4.0以降、Safari 3.0以降となっている。

 Googleは他のサービスでもIE6の機能を制限し始めている。例えばGmailでは、IE6のサポートを行ってはいるものの、「Gmail Labs」やテーマ機能を利用するためには最低でもIE7が必要だ。

 YouTubeも、IE6で表示させると「現在使用しているブラウザーの対応を段階的に廃止」するというメッセージが表示される。現時点ではYouTubeを表示させることはできるが、新機能は最新ブラウザーに対応して開発されるため、IE6でサポートされない場合があるということだ。


以前よりYouTubeでは、IE6でアクセスすると「IE6のサポートはまもなく終了します」という告知が表示されるようになっている

 また、Google以外でも、SNS世界最大手の米FacebookもIE7以上を推奨している。Facebookはその他のブラウザーとしてFirefox 3やSafari 3を推奨している。

 IE6では最近、中国が発信源とされるGoogleに対する攻撃で脆弱性が悪用されたばかりだ。また、IE7以降では、セキュリティが強化されており、特に最新のブラウザーではさまざまなセキュリティ上の改良が行われている。そのため、もし可能ならば最新のブラウザーを使用することが望ましいと言えるだろう。


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(青木 大我 taiga@scientist.com)

2010/2/1 12:30