月刊誌「ダ・ヴィンチ」が「電子書籍大賞」を設立


 本の情報誌「ダ・ヴィンチ」を発行する株式会社メディアファクトリーは5日、「ダ・ヴィンチ電子書籍大賞」を設立すると発表した。

 対象は、2010年1月1日~12月31日の間にスマートフォン、タブレット端末、PC向けに配信された電子書籍作品。1月6日に開設する特設サイトにおいて1月25日18時まで候補作品の推薦を受け付け、その中から大賞、小説賞、書籍賞、コミック賞、特別賞、読者賞を選出する。大賞の発表は3月の予定。審査員は、市川真人氏、津田大介氏、萩野正昭氏、一青窈氏ら。

 メディアファクトリーでは、2010年の電子書籍ブームは、かつて読書を楽しんでいた読者が再び書籍に戻るきっかけになるとともに、ウェブやメール偏重で書籍体験の乏しい若年層が書籍と接する好機と捉えていると説明。これを一過性のブームで終わらせることなく、電子書籍大賞の設立を通して書籍市場全体を活性化させていくとしている。


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(永沢 茂)

2011/1/5 12:53