「ルートラボ」に投稿されたルートの総延長、年間2873万km、毎日地球2周分

　ヤフー株式会社は6日、地図関連の実験サイト「LatLongLab」で提供しているサービス「ルートラボ」についての統計データをとりまとめ、インフォグラフィックスとして公開した。

　ルートラボは、サイクリングコースや道案内などのルートを地図上に作成して共有できるサービス。自転車乗りに愛用されている地図サイトとして有名だ。

　LatLongLabによると、2011年の1年間に投稿されたルートの総延長は2873万2946km。これは、地球2周分近い距離のルートが毎日毎日投稿されていた計算になるとしている。また、これらのルートを地図にプロットしたところ、見事に日本地図の形が浮かび上がり、全国津々浦々で使われていることをあらためて実感したという。

公開されたインフォグラフィックスの一部（LatLongLab公式ブログより）

　ルートラボでは、同サイトの地図上でルートを描く機能のほか、実際に移動した際のGPSログデータをインポートすることで、その軌跡をルートとして地図上に表示する機能もある。投稿されたGPSデータの総延長は347万2044kmだった。1日あたりでは9512kmとなり、「ツール・ド・フランス2011」の全ステージ（3460km）を毎日2.7回走破している距離に相当するとしている。

　このほか、月別のルート投稿距離のグラフも公開しているが、春から夏にかけての投稿が多く、8月には月間で300万km台後半に達している。一方で、1～3月の寒い冬の期間は月間100万km台前半にとどまっているほか、梅雨の時期の6月は、その前後の月に比べると落ち込んでいる。自転車乗り御用達という特徴がはっきりと表れる結果となった。