デジガレがビッグデータ事業参入、TwitterからSite Streams API提供で
デジタルガレージ子会社のCGMマーケティング(CCGM)は16日、米Twitterが提供するAPIの1つである「Site Streams」の利用許諾を受け、ビッグデータ関連サービスを提供すると発表した。TwitterからSite Streamsの提供を受けるのは日本初という。
Site Streamsの利用許諾を得たことでデジタルガレージは、Twitterに蓄積された大量のツイートから新たな付加価値を抽出し、ユーザーに還元する事業の構築が可能になる。
第1弾としては、CGMMが手がけるTwitterの運用支援ツール「Tweetmanager」にSite Streamsなどを適用する。これにより、過去データの検索や、検索したツイートの感情分析といった高度な機能を実装する予定。また、より大量のデータを処理するためにスケーラビリティも向上する。
こうした機能追加により、ソーシャルリスニング分野において、Twitter上で語られているユーザーの声を分析し、対応する顧客管理などが実現できるという。Site Streamsは通常提供されているTwitter APIよりも多くのデータを利用できるため、スケーラビリティが向上し、より多くの企業、官公庁・地方自治体に利用してもらえるとしている。
あわせてCGMMは、Twitterの収益の基盤である「プロモ商品群」の販売代理店契約を締結した。今後は、ユーザーのフォローする企業、団体などの重要なツイートをタイムラインの一番上に表示する「プロモツイート」や、広告主のアカウントをおすすめのアカウントとして表示する「プロモアカウント」などの広告商品の販売を行っていく。
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(増田 覚)
2012/5/17 06:00
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