Appleが幹部人事を刷新、iOS開発責任者らが退任
米Appleは29日、iOSを担当する上級副社長のスコット・フォーストール氏が来年退任することを明らかにした。一部報道では、iOSの地図ソフトで誤表示が相次いだことによる更迭との見方もある。
あわせて、同社のハードウェア、ソフトウェア、サービス間の協力を推進するために、幹部の担当分野を強化することも発表。その一環として、ソフトウェア・エンジニアリング担当副社長のクレイグ・フェデリギ氏がiOSとMac OS Xのリーダーを兼務する。
また、インダストリアル・デザインのリーダーであるジョニー・アイブ氏が、全社的なヒューマンインターフェイスを統括。エディー・キュー氏は新たにSiriとMapsを担当し、オンラインサービスを1つのグループにまとめる。
ボブ・マンスフィールドは新たなグループ「テクノロジー」のリーダーとなる。同グループはAppleのワイヤレスチームを1つの組織にまとめたもの。この分野における技術革新を育成する。このグループには半導体チームも含まれる。
このほか、リテール部門のジョン・ブロウェット氏がAppleを去ることも発表した。後任は現在探しているというが、暫定的にリテール部門はティム・クックCEOに直接報告することとなる。
関連情報
(増田 覚)
2012/10/30 13:08
-ページの先頭へ-