「Android 4.2」発表、マルチユーザーや無線ディスプレイ「Miracast」に対応
米Googleは30日、Android OSの新バージョン「Android 4.2」を発表した。同日発表したタブレット端末「Nexus 10」やスマートフォン「Nexus 4」にもAndroid 4.2が搭載される。
Googleでは、Android 4.2をAndroid 4.1(Jelly Bean)の「新しいフレーバー」と表現しており、コードネームもJelly Beanのままとなっているが、各種の新機能を追加している。
標準のカメラアプリには、360度のパノラマ撮影が可能となる「Photo Sphere」機能を搭載。同じ位置から撮影した画像を上下左右に合成することでパノラマ写真を作成し、SNS「Google+」での共有や、地図サービス「Googleマップ」との連携も行える。
文字入力には、仮想キーボード上で指をすべらせながら入力できる「Gesture Typing」機能を追加。「y」「o」「u」といった文字列を一連の指の運びで入力でき、指を画面から離すと自動的にスペースが入力される機能や、予測される次の単語の候補を表示する機能などを備える。
タブレット端末では、複数ユーザーでの利用にも対応。利用ユーザーを切り替えることで、各ユーザーに応じたホームスクリーンやウィジェット、アプリなどが表示されるようになる。
無線LAN(Wi-Fi Direct)経由で画面を送信できる「Miracast」技術をサポートし、大画面テレビなどで動画を再生するといった使い方ができる。MiracastはWi-Fi Allianceが9月に認定プログラムを開始しており、Sony Mobile CommunicationsやIntel、LG、NVIDIA、Samsungなどの企業が支持を表明している。
このほか、待ち受けや充電中に写真アルバムやGoogleニュースなどを表示する「Daydream」機能の追加などが行われている。
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(三柳 英樹)
2012/10/30 16:26
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