Wi-Fi Alliance、動画コンテンツを無線LAN技術で伝送する「Miracast」発表

　Wi-Fi Allianceは19日、無線LANの技術を利用して動画コンテンツのワイヤレス伝送を可能にする「Wi-Fi CERTIFIED Miracast」認定プログラムを開始したと発表した。

　Miracastは、スマートフォンから大型テレビに動画コンテンツを出力するといった動作を、無線LAN搭載のデバイス同士を無線で接続する「Wi-Fi Direct」を利用して実現する仕組み。Wi-Fi DirectやWi-Fi CERTIFIED n、WPA2、WPS、Wi-Fi Multimedia（WMM）など複数の認定プログラムを基盤に構築されており、Miracast認定デバイス間であれば、異なるメーカー同士の機器であっても相互に接続可能となる。

　認定プログラムのテストスイートとして使われることになるMiracastの最初の認定製品としては、Broadcom Dualband 11n WiFiやIntel WiDiなどが挙げられている。ベンダーに認定試験が開始されて以来初となる消費者向け認定製品には、LG Optimus GやSumsung Galaxy S IIIのスマートフォンや、Samsung Echo-Pシリーズのテレビが含まれるという。