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米Microsoft、「SkyDrive.com」の共有機能やタッチ機能を改良

 米Microsoftは8日、同社のオンラインストレージサービス「SkyDrive」の ウェブインターフェース「SkyDrive.com」を改良したことを公式ブログにて発表した。ファイル共有手続きをシンプルにしたほか、タッチユーザーインターフェイス端末への対応も強化された。

 特に興味を引くのが使用頻度の高い共有機能のユーザーインターフェイスが1つにまとめられ、これまでより簡単に利用できるようになったことだ。共有したいファイルを選択し、コマンドバーから共有すると、共有に必要な情報が1画面にまとめて表示される。具体的には、共有相手サービスとなるメール、Facebook、Twitter、LinkedIn やリンク生成画面、また共有相手に応じたアクセス許可の設定などの情報だ。これにより、共有がより簡単に行えるようになった。

 さらに、 Windows 8でタッチUIが導入されていることから、SkyDrive.comでもHTML5技術を使ってタッチ対応を強化。スワイプやタッチでファイルを操作できるようになった。また、ドラッグ&ドロップも機能強化した。これまでもSkyDriveにファイルをドロップできたが、改良によりドロップしたいフォルダーを選んでドロップできるようになった。

 そのほか、目に見えない部分でも複数の改良が行われ、それによって SkyDrive.comが「より高速に、より信頼できるようになった」とSkyDrive.comグループプログラムマネージャーであるOmar Shahine氏は説明している。

 Microsoftは、Microsoft OfficeやオンラインサービスとのSkyDriveの統合を進めているが、オンラインストレージ分野では競合のDropboxやGoogle Driveなど複数のライバルとしのぎを削っている。そのため、SkyDriveの改良も順次発表されている状況だ。

(青木 大我 taiga@scientist.com)