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ヤフー、送料無料の中古品買い取りサービス「Yahoo!買取」を開始
（2013/3/22 14:17）
ヤフー株式会社は22日、中古品の買い取りをウェブから申し込める宅配買取サービス「Yahoo!買取」を開始した。
Yahoo!買取は、ブランド品や本、デジカメなど、ユーザーが不要になった中古品や新古品の買い取りをウェブから申し込み、着払いの宅配便で送って査定してもらい、買取金額を口座振り込みなどで受け取れるサービス。ヤフー自身が買取業者となり、買い取った商品はパートナー企業がYahoo!オークションやYahoo!ショッピングで中古品として販売する。
サービス開始時点では、提携するパートナー企業が取り扱う「ブランド品、ファッション」（株式会社デファクトスタンダード）、「ケータイ、カメラ、ゲーム」（株式会社ソフマップ）、「本、音楽ソフト、映像ソフト」（ネットオフ株式会社）の商品について買い取りを実施。今後、対象カテゴリーを拡大していく。
買い取りの申し込みをPCやスマートフォンから行い、商品を着払いの宅配便で配送。査定後に買取金額がユーザーに通知され、そのまま商品を売却する場合は金額が指定口座に振り込まれる。なお、買取金額が1000円未満の場合は「Yahoo!ポイント」での支払いとなる。
ヤフーの坂本孝治氏（執行役員コンシューマ事業カンパニー長）は、「Yahoo!オークションは日本最大のリユース市場で、Yahoo!ショッピングでも中古品の取り扱いを開始しているが、日本におけるリユースの利用率は各種統計でもまだまだ低い」として、その理由を「近くに専門店がない、店頭への持ち込みやネットオークションが面倒、商品カテゴリーごとに取り扱い店舗が異なる」といった課題があるためと説明。「こうした課題を、Yahoo!買取で解決する」と語った。
サービスの利用は、申し込み、梱包＆発送、査定、振り込みの4ステップ完了し、送料は着払いのため無料、ヤフーが買取業者となるため各店舗への登録も不要といったメリットがユーザーにもあると説明。今後はYahoo!オークションの中で取り扱いの多いものや、ユーザーの要望の多い商品に、取り扱いカテゴリーを拡大していくとした。
ソフマップの中西敏広代表取締役社長は、「今回ヤフーのパートナーに選ばれたのは、買取実績や買取後のメンテナンスなどを評価いただけたからだと思う。家庭には不要になったデジタル家電がまだまだ存在しており、中古市場をしっかりと拡大していきたい」と語った。
デファクトスタンダードの竹内拓代表取締役社長は、「ブランド品というと高いものというイメージだが、デファクトスタンダードでは高価なものからいわゆるファストファッションまで、5500以上のブランドを扱っている。ブランド物は持っていないと思っている人にも利用していただきたい」と語った。
ネットオフの黒田武志代表取締役社長は、「ネットオフは業界の中では早くから宅配買取を実施してきており、昨年実績では2000万点の本やCDを買い取った。ヤフーという社会的に影響力が大きい企業とパートナーを組んだことで、循環型社会の実現に貢献していきたい」と語った。