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国民生活センター、アダルトサイトの相談、3割近くがスマホ利用で

 独立行政法人国民生活センターは21日、アダルト情報サイトに関して全国の消費生活センターに寄せられた相談のうち、スマートフォンからアクセスしたという相談が急増していると発表した。

 スマートフォンからアクセスしたアダルト情報サイトに関する相談は、スマートフォンの普及に伴い増加。2010年度には46件だったが、2011年度は4234件、2012年度は1万2013件に増加。2013年度は5月13日までで1174件あり、前年同期の427件から3倍近くに上っている。

 アダルト情報サイトに関する相談件数全体のうち、スマートフォンからアクセスた人の割合も、2010年度に0.1%だったのが、2011年度は4.4%、2012年度は18.6%と年々増加。2013年度は5月13日時点で28.7%と、3割近くを占めるまでになった。

スマートフォンからアクセスしたアダルト情報サイトに関する相談件数(2013年5月13日までの受付登録分、国民生活センターの発表資料より)

 国民生活センターによれば、最近では公式アプリマーケットからダウンロードした無料アプリで料金を請求されたトラブルも寄せられているなどを指摘。「無料」で検索したサイトに安易にアクセスしたり、アプリを安易にダウンロードしないこと、身に覚えのない請求は無視すること、不安な場合は表示される業者に連絡せずに最寄りの消費生活センターに相談することなど、注意を呼び掛けている。

(永沢 茂)