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鳥取県が「ストリートビュー」デビュー、砂丘も

 グーグル株式会社は13日、国内における「ストリートビュー」の公開エリアを拡大したと発表した。新たに鳥取県を追加したほか、石川、富山、島根の3県についても閲覧できるエリアを拡大した。

 鳥取県では、鳥取市、米子市、倉吉市、境港市をはじめとする4市13町1村を新規公開。また、名所や各種施設などを公開する「スペシャルコレクション」として、鳥取砂丘、とっとり花回廊、大山トムソーヤ牧場、鳥取環境大学など10カ所が公開された。

 石川県では、金沢市と白山市で公開エリアを拡大するとともに、小松市、七尾市、加賀市など9市7町を新規に追加した。富山県では、富山市など3市でエリアを拡大したほか、高岡市、射水市など4市1町1村を新規に追加。島根県では、益田市でエリアを拡大するとともに、松江市、出雲市、隠岐の島町など6市5町を新規に追加した。また、3県で計22カ所のスペシャルコレクションも追加した。

 スペシャルコレクションとしては今回、これら4県のスポットを含め、全国102カ所を追加したという。スペシャルコレクションの一部は「ストリートビューギャラリー」サイトからもアクセスできる。「鳥取」「石川」「富山」「島根」というカテゴリーも設けられており、鳥取砂丘をはじめ、兼六園、輪島朝市、黒部ダム、立山カルデラ展望台、五箇山相倉集落、石見銀山、松江城などのスペシャルコレクションをまとめて見ることができる。

【追記 2013/6/14 22:55】
 グーグルによると、鳥取県内のストリートビューとしてはこれまで、スペシャルコレクションで鳥取大学のキャンパスが公開されていたが、市街地の通常のストリートビューは今回が初登場。都道府県単位で見ると47都道府県がすべて網羅されたかたちだが、秋田県、三重県、和歌山県、山口県、大分県のように、高速道路や幹線道路沿いなどのごく一部のみしか見られない県がまだある。グーグルでは、全県で市街地のストリートビューを見られるよう拡充していきたいとしてる。

(永沢 茂)