ニュース

デジタルステージ、jQuery対応のウェブ制作ソフト「LiVE for WebLiFE* 2」

「LiVE for WebLiFE* 2」。Win版/Mac版 各標準価格1万9800円

 株式会社デジタルステージは8月19日、スクリプトを記述することなくjQueryベースのサイトが作成できるウェブページ制作ソフト「LiVE for WebLiFE* 2」(ライブ・フォー・ウェブライフ2、以下LiVE2)を、9月下旬に発売すると発表した。Windows版とMac版があり、標準価格はいずれも1万9800円。

 jQueryは、FierfoxのJavaScriptエバンジェリストであったJohn Resig氏が2006年公開したjavaScriptライブラリー。ファイルサイズが小さく軽量なこと、IE、Chrome、Firefox、Safari、Operaなど主要なウェブブラウザーに対応していること、簡単な記述でウェブページにさまざまな効果を与えられることから、ウェブデザイナーやプログラマーに近年人気となっている。

 LIVE2は、jQueryを用いたパララックス、スライドショー、イージング、モーションテキストなどアニメーション効果をテンプレート化。ユーザーがスクリプトを記述することなく、パーツを組み合わせてカスタマイズするだけでjQueryベースのサイトを構築できる機能を備えた。

 具体的には、パララックスは複数の背景を異なる速度でスクロールさせることで、視覚的な奥行きを表現する効果を指し、LIVE2では動きのスピードを調整する機能が新たに加わった。また、スライドが切り替わる際のイージング、文字を動かすモーションテキストなどの多彩なアニメーションエフェクトを追加している。

 スライドテンプレートは、トップ、メニュー、プレーン、アルバム、スライドショー、記事、ソーシャル、ムービー、フォーム、カレンダー、カウントダウン、カスタムタグの全12カテゴリーで計90種以上を収録。スライドを組み合わせるだけでページ構成できる仕組みにより、カスタマイズ性を向上させた。

 またLIVE2では、新たに文字入力やレイアウトを直感的に操作するための編集モードを開発。編集画面を別に立ち上げることなく、ページデザイン上で直接テキストを入力できるWYSIWYG(ウィジウィグ)エディタの採用や、ボタンパーツなどのウィジェットをドラッグ・アンド・ドロップで貼り付ける機能などを搭載。直感的な操作でウェブページ制作ができるようユーザビリティを向上させた。

テンプレートやスライドを組み合わせるWYSIWYGインターフェイスでインパクトのある効果を取り入れたサイトが制作できる

 スマートフォン対応も強化。パソコン・スマートフォン・タブレットの3つの編集モードにより、それぞれの環境に最適な情報設計をできる機能を搭載した。

 デジタルステージが運営する「WebLiFE*サーバー」の日本語ウェブフォントサービスにも対応しており、「WebLiFE*サーバー」を利用することで最大300書体がCSSの記述なしで利用可能。LIVE2のユーザーは「WebLiFE*サーバー」のベーシックコース1年間およびプレミアムコース3カ月間が無料となる。WebLiFEサーバーの通常利用料は、最大300書体が利用できるプレミアムコースで月額2980円、代表的な7書体が利用できるベーシックコースは月額980円。

 書体は、昨年からのマティス、ロダン、丸明に加え、新たに筑紫ファミリーなど121書体が追加された。モーションテキストを利用することで、ウェブフォントで表示されるテキストを動かすといった演出も可能だ。

 対応OSは、Windows版はWindows 8(32/64bit)、Windows 7 SP1(32/64bit)、Windows Vista SP2(64bit版とサーバー版を除く)、Windows XP SP3(64bit版、サーバー版、Media Center Edition、Tablet PC Editionを除く)。Windows 8.1には発売後対応予定。

 Macintosh版はMac OS X 10.8/10.7/10.6(サーバー版を除く)に対応。OS X 10.9には発売後に対応する予定。

(工藤 ひろえ)