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「このお店いいよ」を共有、iPhoneアプリ「ShopCard.me」公開

 想創社は、世界中のお店情報を交換できるiPhone・iPad向け無料アプリ「ShopCard.me(ショップカード・ミー)」を9月17日に公開した。

 ShopCard.me は、「さっき行って気に入ったお店を記録」したり、「旅先でホテルの近くのお店を事前に探す」などのシーンに役立つアプリ。ショップカードという形式を通してお店の情報を検索・保存でき、それをベースに情報交換ができる。

 「ShopCard.me」は、現在地の周辺店舗をはじめ、店舗情報(ショップカード)を地図で見やすく検索でき、店舗の評価も表示される。気に入った店のショップカードを保存したり、撮影した写真をアップロードして公開することも可能。アプリ内に設けられたショップカードの“裏面”は自分用の覚書として、訪れた日をスタンプ形式で保存し、注文したメニューや感想などのメモも非公開で記録しておける。

 保存した情報は、BluetoothやWi-Fiを用いて、ショップカードを他のスマートフォンに送る「Shuriken」という機能を使って、親しい友人と共有できるほか、FacebookやLINEなどのソーシャルメディアに投稿することもできる。共有後は、お礼や感想などをメッセージでフィードバックできるなど、アプリ内でのコミュニケーションも可能。

スマホのGPSにより、現在地から近いショップがマップ上で見られる
登録したショップカードはショップカードホルダーからすぐに取り出せる
カードの裏面には訪れた日のスタンプや、非公開のプライベートメモが記録できる
「Shuriken」は、相手のスマホに向けて手裏剣のようにフリックしてカードを送る
相手のスマホでカードの受け取りができ、ショップカードの情報が見られる
カードを受け取ったら、お礼や感想などをフィードバックしコミュニケーションできる

 ショップカードといえば、一般的にはレストランなどのレジ横などに持ち帰れるカードとしてお店側が用意しているものを指す。

 「グルメ系のレビューサイトは数多く存在するが、サイトに載っている評価よりも、身近な友人が“このお店いい感じだったよ”というひと言とともに、ショップカードを見せる、という行動がお店にとって最大のロイヤリティになる」と想創社の藤川氏は語る。それをアプリ内で実現したものが「ShopCard.me」だ。

 今後は、ショップカード情報の拡張を店舗側で可能にすることで、充実した情報提供ができるような機能を検討している。また、ユーザーの声を拾いながらバージョンアップしていく方針とのこと。

 アプリの対応言語は英語と日本語で、全世界に公開している。対応OSはiOS 5.1以上。

(川崎 絵美)