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米Microsoft、OneNoteのメジャーアップデート~OCRに対応

 米Microsoftは25日(現地時間)、「OneNote」のWindowsストアアプリをメジャーアップデートしたと発表した。Windows 8.1以上に対応し、現在日本のWindowsストアから無料でダウンロード可能だ。

 今回のメジャーアップデートでは、カメラやスクリーンキャプチャーを使ったドキュメントの登録や検索が容易になり、Surfaceなどのタブレット機能での利用方法を改善する機能が追加されている。

 ドキュメントを取り込む新機能としては、スクリーンキャプチャーの共有チャーム統合とカメラスキャン機能が挙げられる。

 自分が見ているブラウザー画面やアプリ画面を取り込みたいときに、共有チャームを呼び出してからスクリーンキャプチャーを行い、すぐにOneNoteに登録できるようになった。また、リングメニューからカメラスキャンを選択すると、カメラでホワイトボード、書類、雑誌等を撮影し、簡単にOneNoteに取り込める。モードを選択すれば、カメラスキャンは自動的にドキュメントを認識し、画像の傾きや余白を修正し、影や画像を鮮明化して文書を読みやすくした上で登録できる。

 さらに、OneNoteにはOCR機能が搭載された。現在英語など13言語に対応しているという。撮影したドキュメントにOCR処理を行い、文字認識ができれば、容易に検索できることになる。認識された文字はクリップボードにコピーされるので、他のアプリで利用することも可能だ。

 OneNoteのドキュメントを見やすくする機能も追加された。最近編集したノートを表示するビューや、ドキュメントを開かずにページのプレビューを表示できるようになり、一覧性が向上した。

 また、ノートのフルスクリーン表示が可能になった。小さな端末では自動的にフルスクリーンモードで表示されるという。大きめの端末では、下からスワイプアップするか、ページを右クリックしてフルスクリーンを選択することで、フルスクリーンモードに変更できる。

 ドキュメントをスタイラスによるインクで書きやすくするための機能改良も行なわれた。スタイラスインクの色や太さも選択で、指で書くための機能も改良されている。

(青木 大我 taiga@scientist.com)