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LogMeIn無料版が突如終了、有料契約しないと接続不能に、考える時間は7日間

 米LogMeInは21日、リモートアクセスサービス「LogMeIn」の無料版である「LogMeIn Free」の終了を突如発表した。新規ユーザーの受付終了はもちろんのこと、既存ユーザーに対しては有料版「LogMeIn Pro」への移行を案内している。

 LogMeIn Freeの既存ユーザーは、1月21日以降に最初にログインした時から数えて7日間だけ、そのアカウントで登録しているPCにリモートアクセスできる“猶予期間”が設けられるが、それを過ぎるとアクセスできなくなるとしている。有料アカウントに移行するかどうか、その間に検討しろということらしい。該当ユーザーに対しては、メールや、サービスにログインした際に表示するメッセージで通知している。

 LogMeIn Proでは、リモートアクセスできるPCが複数台に増えるほか、リモート印刷やファイル転送などの上位機能が提供される。なお、LogMeIn Freeから移行するユーザーに対しては割引プランが提示されている模様だ。

有料版サービス「LogMeIn Pro」の画面

 LogMeIn Free提供終了の理由について、LogMeInは同日公開したFAQの中で「ユーザーからのニーズの増加に対応するために、リモートアクセス製品の無料版とプレミアム版のポートフォリオを有料サービスに統合することとなりました。今後は有料での提供となり、今日の市場において最高クラスのデスクトップクラウドおよびモバイルアクセス環境が実現すると期待しています」と説明している。

 しかし、無料サービスだったとはいえ、今回の告知は寝耳に水だったようで、ユーザーに大きな衝撃を与えている。LogMeInのコミュニティページには怒りの声も寄せられているほか、有料アカウントには移行せずに他社サービスへ乗り換えることを宣言しているユーザーもいる。日本のユーザーの間でも昨夜、Twitterで話題となっていた。

(永沢 茂)