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サイファー・テック、不具合が発生していたDRMソフトの修正プログラムを公開

 サイファー・テック株式会社は29日、同社のDRM技術を利用したソフトウェアが原因で、Windowsがフリーズするなどの不具合が発生していた問題について、修正プログラムを公開した。

 この問題は、サイファー・テックのDRM技術を利用したソフトウェアに含まれる「cymon.sys」という名称のファイルが原因となり、ソフトがインストールされた環境において、Visual Studioなどの使用中にWindowsがフリーズしたり、場合によってはフリーズにより編集中のファイルが破損したりする問題が報告されていた。

 サイファー・テック製品のほか、同社技術が含まれるBookLiveやDMM.comの電子書籍ビューアーにも影響があり、サイファー・テックでは暫定的な修正ファイルを提供していたが、今回、不具合を改修した修正プログラムを公開した。

 修正プログラムの対象となるのは、サイファー・テック製品の「CypherGuard PDF(CypherGuard for PDF)」「CypherGuard Player(CypherGuard for Movie)」「CypherGuard Browser」と、「cymon.sys」を使用しているサードパーティ製品。また、同社技術が含まれる「BookLive!Reader for Windows PC」と「DMM電子書籍ビューア(Windows版)」も対象となる。

 なお、「BookLive!Reader for Windows PC」については、29日にBookLiveから問題を修正した最新版(Ver.2.4.2)の提供が開始された。「DMM電子書籍ビューア(Windows版)」についても、問題を修正した最新版が近日公開予定。これらのソフトについては最新版をインストールすることで問題が修正され、サイファー・テックの修正プログラムを適用する必要はないという。

(三柳 英樹)