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「eo光ネット」利用者に11acルーター提供、スマホが内線子機になる機能も

 株式会社ケイ・オプティコムは2月1日より、光ファイバーインターネット接続サービス「eo光ネット」利用者向けにIEEE 802.11a/ac/b/g/n対応の無線LANルーターを提供すると発表した。月額レンタル料金は100円。回線使用料(1ギガコース月額5200円、2年契約時)などは別途かかる。

「eo光ネット」で新提供されるIEEE 802.11ac対応ルーター

 今回提供するのは、eo光ネット利用者向けの専用ルーター。正式規格化が発表されて間もないIEEE 802.11acにいち早く対応しており、ケイ・オプティコムでは「インターネット接続事業者提供のレンタルルーターとしては業界初」としている。従来規格であるIEEE 802.11a/b/g/nについても引き続き利用が可能。最大通信速度は11ac接続時で1.3Gbps、11n接続時で450Mbps。

 また、eo光ネットに付随するIP電話サービス「eo光電話」用のアダプター機能を内蔵しているのも特徴。これまではルーターとeo光電話用アダプターがそれぞれ独立していたが、新ルーターでは一体化され、設置性が高まった。なお、eo光電話用アダプターとして使う場合はさらに月額300円の機器使用料がかかる。

 新ルーターでeo光電話を利用する場合、内線子機として手持ちのスマートフォンを流用することが可能。専用アプリをインストールしておくことで、スマートフォンを使いつつもeo光電話の通話品質および料金で通話できる。子機の同時待受台数は最大5台(通話は1台のみ)。

 ルーターの本体サイズは41×152×183mm(幅×奥行き×高さ)。内蔵の有線インターフェイスはいずれも1000BASE-T対応で、WAN側×1ポート、LAN側×4ポート。電話接続用の6ピンモジュラージャック(RJ-11)×2ポート。

 すでにeo光ネットに加入しているユーザーのうち、希望者に対しては新型ルーターへの有償交換対応を行う。手数料は2000円。eo光ネットのサポート電話窓口で受け付ける。

(森田 秀一)