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福岡への移住転職を考えるイベント、3月に東京で開催~LINEやペパボも参加
(2014/1/31 06:00)
福岡市は、福岡への移住転職を考えるイベント「ぼくらの福岡移住計画 2014 in TOKYO」を東京・一ツ橋で3月29日に開催する。1月30日より専用サイトで参加申し込みの受け付けを開始、先着160名をイベントに招待する。
イベント「ぼくらの福岡移住計画 2014 in TOKYO」は、福岡市にクリエイティブ企業の誘致を推進する一環として、業務経験やスキルのある技術者やクリエイターなどをUターン・Iターン転職により人材獲得する試み。市が単独で転職のためのイベントを開催するのは異例で、成果が注目される。
「ぼくらの福岡移住計画 2014 in TOKYO」のキーセッションでは、LINE株式会社 執行役員 兼 LINE Fukuoka株式会社 取締役の池邉智洋氏、しくみデザイン株式会社 取締役CTOの中村俊介氏が講演を行う。
LINEは2013年7月に、第2の拠点として福岡市に11階建ての自社ビルを建設することを発表。2015年の竣工を予定している。LINEの池邉氏は、「LINE福岡拠点構想と求める人材について」をテーマとした講演を行う。しくみデザイン株式会社は、開発した楽器アプリケーション「KAGURA for PerC」がインテル主催の次世代UIコンテスト「インテル Perceptual Computing Challenge」でグランプリを受賞。取締役CTOの中村俊介氏は、今年のInternational CESのインテルの基調講演において次世代のUX(User eXperience)を担うイノベーターとして登壇・紹介された。
第二部では、「福岡市クリエイティブ企業との出会いと交流」と題して、出展企業7社によるプレゼンと求人情報の発表が行われる。
映像・アニメーション分野ではexsa株式会社と空気株式会社(KOO-KI)が参加。exsa株式会社は本社は東京だが、2012年末に福岡にスタジオを開設。福岡のクリエイティブ・スタジオ KOO-KIは、東京オリンピックのプレゼン動画を制作したことで話題になった。
ゲーム分野では、株式会社gumi West、株式会社サイバーコネクトツー、株式会社ポリフォニー・デジタルが参加。gumi Westはソーシャルゲーム開発を手がけるgumiの子会社で本社を福岡に置く。サイバーコネクトツーは「.hack」シリーズや「ナルティメットストーム」シリーズなど家庭用ゲームソフトの企画・開発を行っており、福岡に本社がある。ポリフォニー・デジタルは、「グラン・ツーリスモ」を世界中で発売するゲームソフト会社で、福岡にアトリエを構える。
Webサービス・システム開発分野では、株式会社paperboy&co.、株式会社Fusicが参加。paperboy&co.は東京都知事に立候補したことで話題になっている家入一真氏が福岡で創業、本社は東京に移転しているが、福岡に支社がある。株式会社 Fusicはシステム開発・設計を手がけており、本社を福岡に置く。
福岡市の高島宗一郎市長は現在39歳で前職は九州朝日放送のアナウンサー。就任後、福岡市の仮想行政区「カワイイ区」設置、観光促進のためのオープントップバスの導入推進、福岡市内の主要スポットにおける無料の公衆無線LAN整備を推進するなど、積極的な施策で注目されている。