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シャープ、ブラウザーでの閲覧にも対応する電子書籍ソリューション

 シャープは、電子書籍コンテンツを専用アプリに加えて、新たにWebブラウザでも楽しめるようにしたソリューションを発表、電子書店運営事業者向けに3月より提供する。

ブラウザビューア
操作メニュー

 シャープの電子書籍ソリューションは、XMDF形式やドットブック形式、EPUB形式をサポートし、閲覧する際にはスマートフォンなどのアプリで楽しめる形となっていた。その一方で、専用アプリをダウンロードするのは、ユーザーにとってハードルになっていることもあり、裾野を広げるため、今回、「ブラウザビューア」を開発した。

 「ブラウザビューア」を導入する電子書店では、たとえば試し読み用のコンテンツはブラウザで、購入後はアプリで読む、といった使い方をコンシューマーに提供できるようになる。ブラウザビューアは、ストリーミング形式で電子書籍データを閲覧でき、圏外などダウンロードして読む場合はアプリ版といった使い方も可能。ブラウザとは言え、タップしてページをめくる、といった操作感は実現しているという。要望にあわせたカスタマイズも可能とのこと。

仕様
利用イメージ

 Internet Explorer、Firefox、Safari、Google ChromeなどのHTML5対応ブラウザで利用できる。OSは、これらのブラウザが動作するプラットフォームで、AndroidやiOSも含まれる。

特徴
有料コンテンツの売れ行きは伸びている
一方で利用をためらうユーザーも
セミナーも実施

(関口 聖)