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リクルートポイントを使った観光地商店街活性化のO2O施策、熱海で始まる
(2014/2/18 06:00)
株式会社リクルートライフスタイルは2月17日、ポイントアプリ「Airウォレット」とクラウドレジアプリ「Airレジ」を使った観光地への誘客・地元店舗での購買促進施策を熱海で展開すると発表した。
宿・ホテル予約サイト「じゃらんnet」の会員基盤を活かし、リクルートポイントが商店街で使える・貯まる「観光地O2O」モデルとして、静岡県・熱海エリアの観光活性を推進する。実施期間は5月下旬まで。参加店舗は当初70店舗でスタートし、順次増加予定だという。
「じゃらんnet」で熱海エリアの宿泊を予約したユーザーには、アプリ「Airウォレット」配布時に、リクルートポイント500ポイント(=500円分)を事前に無料付与。観光客は、「Airウォレット」で現在地から距離が近い参加店舗を探すことができ、参加店舗でポイントを使って買い物ができる。「じゃらんnet」の熱海エリアへの送客数実績は、月間2万人泊以上。ポイント付与によって宿泊客が地元商店街を訪れるきっかけを作り、熱海の商店街活性化につなげる狙いだ。
また、O2Oソリューション「Profile Passport」をアプリに組み込み、プッシュ通知でパーソナライズした情報やコンテンツを提供する試みも合わせて実施。
「Profile Passport」は、リクルートグループ、ブログウォッチャー、電通が提供する020ソリューション。仮想的な境界線を設定し、その境界線を超えると(たとえば参加店舗に近づくなど)プッシュ通知で店舗情報やクーポンを表示したりといったジオフェンス機能と、個人の興味や関心を推定するプロファイル機能を提供する。ユーザー側が操作を行わなくても位置情報に合わせてプッシュ通知するなど、常駐型アプリとなるが、消費電力を抑えている点も特徴だという。Profile Passportでは、Qualcomm LabsのGimbalコンテクストアウェアネスソリューションを採用している。
今回の施策では、リクルートポイントのポイントアプリ「Airウォレット」を熱海を訪れる観光客に無料提供すると同時に、参加した飲食店、土産物店などの商店街店舗には、無料のレジアプリ「Airレジ」が使えるiPadを無償貸与。これにより、会計時にポイントの利用処理を行い、参加店舗でリクルートポイントが使える・貯まる環境を整えた。
リクルートライフスタイルでは、観光客にポイントを付与することで買い物など熱海をより楽しむきっかけを提供し、地元商店街を活性化する新しい“観光地O2Oモデル”の確立を目指す。