「Firefox 32」正式版公開、新しいHTTPキャッシュなどを搭載

　Mozillaは2日、ウェブブラウザー「Firefox」の最新安定版となる「Firefox 32」を公開した。Windows版、Mac版、Linux版がMozillaのサイトからダウンロードできる。既存ユーザーには自動的にアップデートが適用される。

　Firefox 32では、新しいHTTPキャッシュ（v2）が標準で有効になり、中間者攻撃を防止する仕組みとして公開鍵のピンニングが有効になった。機能面では、パスワードマネージャーで最終使用日などの日付が確認できるようになった。

　セキュリティ面では、計6件の脆弱性を修正。脆弱性の重要度は、4段階で最も高い“最高”が3件、2番目に高い“高”が2件、3番目に高い“中”が1件。

　Android向けFirefoxについても、最新版のバージョン32を公開した。最新版では、ブラウザーを終了することなく、利用する言語を55言語の中から切り替えられるようになった。カスタマイズ機能も強化され、ホーム画面からInstagram、Pocket、Vimeo、Wikipediaなどさまざまなサイトやサービスに直接アクセスできるようになった。