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“LINEライク”な企業向けメッセンジャーツール「direct」が正式公開
(2014/10/3 11:20)
株式会社L is Bは3日、フィールドワーカーの利用に最適化した企業向けメッセンジャー「direct(ダイレクト)1.0」を提供すると発表した。L is Bでは、2013年11月よりトライアルサービスを実施してきたが、ユーザーの声をもとに機能を改善・拡充し、正式版として公開した。AndroidとiOS向けには専用アプリを提供。PCではウェブブラウザーから利用できる。価格は月額6000円(税別)から。
「direct」は、コンシューマ向けのLINEに似たインターフェイスを持つ、社内利用に特化したメッセンジャー。個別/グループチャット機能を提供。あて先やタイトルを入力することなく、連絡先リストから選択してそのままメッセージを送信可能なため、報告や連絡などに気軽に活用できるという。
ひとつのIDとパスワードで、PCのウェブブラウザー、iOS端末、Android端末から同時にログインを行え、どの端末でログインしてもトークルームや添付ファイルなどを利用できるので、社内ではWebから、社外ではスマートフォンからといった使い分けにも対応する。
また、文字だけでは伝わりにくいメッセージに、スタンプを同時に投稿することも可能。スタンプには、タスクを管理できるタスクスタンプ、会話中でYes/Noの返答がほしい場合に利用するYes/Noスタンプ、複数の選択肢から回答を求めるセレクトスタンプなど、入力を最小化するための「アクションスタンプ」を用意した。
さらに既読機能も備えているので、既読・未読の確認を行え、グループチャットの場合には、個人名や未読数などを確認することも可能だ。
加えて今回の正式版では、スマートフォンにインストールされているdirectを利用し、端末で撮影した動画をトークルーム内で共有・閲覧することができる。例えば飲食業では新メニューの調理手順マニュアルに、住宅メーカーでは設計部門と現場作業部門との作業確認に、といったシーンで威力を発揮するとのこと。
このほか、現在地の位置情報をトークルームで共有する「今ココスタンプ」も追加された。今ココスタンプを送信すると、トークルームに現在地のおおよその住所と地図へのリンクが表示されるので、所在地の確認をスムーズに行える。
管理者向けのツールもトライアル時より強化されており、参加者の登録、削除を一括で行える。また管理者権限の設定、解除、所有権移譲や、利用状況のモニタリング、一斉Push配信などの機能を備えた。なお今後は、directでやりとりされたメッセージや添付ファイルを一括でアーカイブし、ダウンロード保存する機能も、10月末をメドに提供される予定。
価格は、10名まで、添付保存5GBまで、保存期間60日の「ベーシック」プランが月額6000円(税別)。20名まで、添付保存10GBまで、保存期間90日の「プラス」が月額1万2000円(税別)。50名まで、添付保存25GBまで、保存期間無制限の「プレミアム」が月額2万7500円。最大で1000名まで利用できる。
動作環境は、iOS 7.0以上、Android 2.3以上(動画投稿は4.3以上)、PCブラウザ版がWindows 7、Macintosh 10.4以上で、PCのブラウザーは、Google Chrome、Firefoxの各最新版と、Internet Explorer 10以上をサポートしている。