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「一太郎2015」30周年記念パックには、「一太郎dash」復刻版も同梱
「5インチフロッピー」風のケースに封入
（2014/12/2 20:05）
株式会社ジャストシステムは2日、日本語ワープロソフト「一太郎2015」を発表した。2015年2月6日に発売する。希望小売価格は、通常版が2万円（税別）、グラフィックソフト「花子2015」などを同梱した上位版の「一太郎2015 プレミアム」が2万5000円（税別）。対応OSはWindows 8.1/8/7/Vista。
「一太郎2015」では、複数シートを横断的に検索できる「いっきにシート検索」や、ワンタッチで複数の辞書が引ける「しっかり辞書引き」など、ユーザーの快適化を実現する30項目の改善を実施。一太郎の原点は「ユーザーの快適のために機能を提供する」点にあるとして、今後もさらに改善を続けていくとした。
電子書籍フォーマットへの出力機能では、最新の電子書籍フォーマット「EPUB 3.0.1」に対応。中扉でのページ中央寄せや、ページの表示方法（1ページずつ／連続スクロール）の設定に対応。EPUBの出力精度も向上し、Kindleや楽天Kobo、iBooks、Google Playといったさまざまな電子書籍ストアで安心して電子書籍を公開できるという。
さらに、画面キャプチャーソフト「らくらく！画面カッター」、数式作成ソフト「はかどる！数式メーカー」の2種類のソフトも同梱する。
一太郎発売30周年を記念した特別パックも発売
2015年には一太郎発売から30周年を迎えることを記念して、最上位版製品となる「一太郎2015 スーパープレミアム 30周年記念パック」を発売する。希望小売価格は3万8000円。
30周年記念パックには、1989年発売の軽量版日本語ワープロソフト「一太郎dash」を、一太郎2015の新機能や文章作成に便利な機能を追加して、「一太郎dash 30th」として復刻。特別記念復刻版として同梱する。「一太郎dash 30th」のCD-ROMは、1989年当時に主流メディアだった「5インチフロッピーディスク」風のケースに封入されている。
「一太郎dash 30th」は、当時のソフトの画面を模した3種類のデザインで、ESC（エスケープ）メニューも復刻。起動の速さと軽快さで、文章を書くことに集中できる文章作成環境として提案するという。
さらに、パックにはワコムのペンタブレット「一太郎モデル Intuos pen & touch」が同梱されるほか、協賛フォントメーカー5社（モリサワ、SCREEN、大日本印刷、字游工房、タイプバンク）のフォント11書体を収録した「30周年記念フォントパック」、一太郎や花子で利用できる「30周年記念イラスト部品ガイド20,000」が同梱される。
このほか、30周年記念のユーザー参加型企画として、ユーザーから寄せられたメッセージを「一太郎2015」に収録し、特別コマンドを実行すると閲覧できるようになる「一太郎ユーザー's ボイス for 30周年」を実施。オンラインショッピングサイトの「Just MyShop」では、キーボード「東プレ REALFORCE108UW-HiPro 一太郎30周年記念モデル」を500台限定で販売する。価格は2万9800円（税別）。
ジャストシステム代表取締役社長の福良伴昭氏は、「おかげさまで、2015年で一太郎は30周年を迎えることができ、感慨深いものがある。これまでたくさんのお客様に使っていただき、育てていただいて、一太郎はここまで来ることができた。1985年2月に一太郎の前身となる『JXWORD太郎』を発売し、1985年8月には初代の一太郎を発売。わくわくするような気持ちで、夢中で開発に取り組んだことを覚えている。それから30年、常にお客様からいただく叱咤激励の声を原動力として、次はもっと快適なものをという思いでバージョンアップを重ねてきた。これからもユーザー環境はどんどん変わっていくだろうが、人の思考と表現を快適に支援していくソフトとして、今後もさらに進化させ続けていく」とコメントした。
