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JINSとオムロンが共同プロジェクト、メガネ型デバイス「JINS MEME」にヘルスケア機能拡張

 メガネブランド「JINS」を展開する株式会社ジェイアイエヌとオムロンヘルスケア株式会社は7日、ヘルスケア分野の共同開発プロジェクトを発表した。今年秋に発売予定のメガネ型デバイス「JINS MEME」向けに、オムロンヘルスケアの生体計測・解析技術を応用した新ソリューションを開発。2016年春の商品化を目指す。

 JINS MEMEでは、独自の3点式眼電位センサーなどを通じ、眠気や集中度、体のバランスなどの生体データが取得できるようになっているほか、拡張インターフェイスをテンプルエンド部分に備えており、他のセンシングデバイスとの連動など、機能拡張が可能な設計になっているという。

 生体データを常時取得できるウェアラブルデバイスの可能性に着目していたオムロンヘルスケアが、付加価値の高い頭部(眼・頭)のデータを取得可能であることなどから、JINS MEMEを高く評価した。「五感の9割以上を占める頭部の24時間センシングの実現については、早い段階から潜在的な病気や怪我の予兆を察知し、積極的な健康管理の実践を目指す“先制医療”の発展を推し進める上で、大きな貢献が期待される」としている。

(永沢 茂)