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mixi、もう1つのアカウントを追加できる機能、用途に応じた使い分けニーズに対処

 株式会社ミクシィは14日、同社が運営するSNS「mixi」において、「アカウント追加機能」の試験提供を開始した。mixiユーザーが2つのアカウントを保有できるようになり、例えば仲のいい友人用と趣味のイベント情報用、学生時代の友人用と会社の同僚用、音楽の趣味用とスポーツの趣味用など、用途に応じてアカウントを使い分けられる。アカウントを追加するには、既存アカウントで登録されているメールアドレスとは別のメールアドレスが必要。

 なお、アカウントを追加したことはマイミクに知られることはなく、mixiユーザーからも同一人物のアカウントであることは分からないという。ただし、mixi運営側では同一人物のアカウントであることが把握できるようになっており、一方のアカウントで違反行為を行った場合は両方のアカウントに対して対処がとられる。

 ミクシィが実施したユーザーアンケートでは、「恋愛コミュニティに参加したいが、友人にバレると恥ずかしい」「友人には知られたくない悩みや病気のコミュニティに参加したい」「趣味だけに特化したアカウントを作りたい」といった、複数アカウント利用に対するニーズがあったという。

 mixiの従来の機能でもグループ機能や投稿範囲の変更を行うことで使い分けのニーズを満たすことは可能だが、ユーザーへの負担などを考慮し、別アカウントを追加できる機能を導入することにした。

 現在の段階では、PC/スマートフォンのブラウザーからのみ対応しており、スマートフォンアプリでは順次対応する。また、3月ごろを予定している正式提供では、ログアウトせずにアカウントを切り替えられる機能の提供も予定している。

(永沢 茂)