ANA国際線のシートモニターで電子書籍が楽しめる、BookLiveがボーイング787-9型機向けに

　株式会社BookLiveは5日より、全日本空輸株式会社（ANA）が羽田＝ミュンヘン線で就航させた「ボーイング787-9型機」の機内サービスとして、電子書籍の提供を開始した。搭乗客は、雑誌、観光ガイド、コミックなどを機内据付のシートモニターで無料閲覧できる。

　提供される電子書籍は、雑誌が「週刊東洋経済」「週刊パーゴルフ」「Hanako」「ソトコト」など8種類、観光ガイドが「地球の歩き方 ドイツ 2014～2015」「GOOD LUCK TRIP TOKYO」など5種類、実用書が「99％の人がしていないたった1％の仕事のコツ」など9種類（うち6種類はお試し版）。また、コミックは「進撃の巨人」「名探偵コナン」「海月姫」など11種類の各1～3巻を用意する。これら所定の電子書籍以外をシートモニターで閲覧したり、購入することはできない。

　電子書籍の提供開始を記念したキャンペーンも実施する。機内誌「ANA SKY CHANNEL May. 2015 vol.151」に掲載のクーポンを使うと、電子書籍サービス「BookLive!」のコンテンツを割引価格で購入できる。

　ボーイング787-9型機は、ANAが2014年8月より世界で初めて定期便運航を開始。当初は国内線だけたったが、5月5日からは羽田＝ミュンヘン間の国際線にも就航した。機内では、ニュースチャンネルやスポーツ番組をリアルタイムで視聴できるほか、Wi-Fi（有料）も利用可能。

　BookLiveでは、今回の羽田＝ミュンヘン線以外でも機内電子書籍サービスの提供を検討していくという。