ニュース

スマホとBluetooth接続できるペン型スキャナー、OCR→翻訳・朗読も可能

 サンワサプライ株式会社は、なぞったテキストなどを読み取れるペン型スキャナー「400-SCN031」を同社通販サイト「サンワダイレクト」で販売開始した。価格は2万1111円(税別)。

ペン型スキャナー「400-SCN031」

 iOS/Android端末とBluetooth 4.0で接続することで、専用アプリ「World Pen Scan X」上でOCRによるテキスト入力や翻訳が可能だ。朗読やオンライン辞書検索の機能も搭載しており、発音の確認など語学学習用途としても利用できるという。Android版ではスキャンしたデータをSNSやクラウドストレージにアップロードする機能も備える。

 USB 2.0で接続することでPCでも利用可能。PCソフトでは、「テキスト認識モード」のほか、15種類のバーコードや伝票、送り状、小切手などに記載されている番号、特殊フォントの読み取りが可能な「ビジネスモード」、キャプチャー範囲内のロゴやグラフィックスを取り込める「画像モード」も搭載している。

 読み取り対応言語は、スマートフォンでは日本語や英語など28言語、PCでは193言語。

 読み取り可能サイズは6~22ポイントで、スキャン方向は横書き・縦書きに対応している。スキャン速度は1秒間で10cmまで。識字率は、英語では90%以上、日本語では80%以上。

OCR機能を搭載。読み取った英文の翻訳も可能
PCと接続すると、伝票などに記載されたバーコードや特殊フォントを読み取りできる

 本体は、右利き・左利きの両方に対応。読み取りしやすいよう、ローラーをとスキャンエリアを確認できるマーカーを備えている。電源は内蔵リチウムポリマー電池で、USB端子から充電する。本体サイズは、114.7×33×22.45mm(横×奥行×高さ)、重さは55g。

 対応OSは、スマートフォンがiOS 7.0以上とAndroid 4.3以上、PCがWindows 8/7/Vista/XPとMac OS X 10.6.8以上。

(山川 晶之)