クラウド型給与計算ソフト「MFクラウド給与」正式版サービス開始

　株式会社マネーフォワードは7日、クラウド型給与計算ソフト「MFクラウド給与」の正式版サービスを開始した。

　給与計算や年末調整など、従業員の労務に関する一連の機能をクラウドベースで提供する。勤怠、従業員の個人情報の収集、税制改正による社会保険の料率変更などへの対応もクラウド型のメリットを生かし、法改正・料率改定に対応した更新や、複雑な給与計算を自動化できるとしている。また、従業員向けの給与明細はウェブで提供され、PCやスマートフォンから参照できるため、ペーパーレス化が実現されるとしている。

　今後、同社のクラウド型会計ソフトとの連携機能をはじめ、転居届・扶養の異動届などのオンライン申請機能、マイナンバー対応、年末調整機能などを追加していく予定。

　MFクラウド給与は3月末より「β版」として無料で提供してきたが、正式版サービスでは従業員数に応じた料金プランとなる。

　「ベーシックプラン」は、初期費用が無料、利用料金（税別）は従業員登録数5人までが月額2500円、6人以上は50人までが月額300円／人、100人までが月額250円／人がそれぞれ加算される。101人以上の場合は初期費用・利用料金ともに個別問い合わせ。

　このほか、従業員登録数1人のみでMFクラウド給与の全機能を試用できる無料の「フリーミアムプラン」がある。