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FFRI、個人向けセキュリティソフトがWindows 10に対応、Windows Defenderとの連携も

 株式会社FFRIは21日、個人・SOHO向けのWindows用セキュリティソフト「FFRI プロアクティブ セキュリティ」のアップデートを実施した。バージョンは1.1。

 7月29日にリリース予定のWindows 10に対応したほか、Windows 8から標準で搭載しているパターンマッチング型ウイルス対策ソフト「Windows Defender」との連携強化を図っている。また、FFRI プロアクティブ セキュリティの画面からWindows Defenderを操作でき、1つの画面で双方の設定を行うことができる。

 FFRI プロアクティブ セキュリティは、パターンマッチングとは異なる、独自のプログレッシブ・ヒューリスティック技術を採用。未知のサイバー脅威でも、攻撃者の思考を先回りした検知ロジックを複数搭載することで、マルウェアをリアルタイムで検知・防御できるとしている。

 また、FFRIでは、日本年金機構を対象とした標的型攻撃使用されたとみられるマルウェア「Emdivi」や、7月の伊Hacking Teamが政府や法的機関へ提供する内偵ツールで利用していたとされるAdobe Flash Playerの脆弱性(CVE-2015-5119)を悪用した攻撃を検知・防御できることを確認したという。

(山川 晶之)