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アイ・オー、全方向にムラなく電波を行き届かせる「360コネクト」を採用した11ac対応Wi-Fiルーター
(2016/2/3 12:24)
株式会社アイ・オー・データ機器は、IEEE 802.11ac対応Wi-Fiルーター「WN-AX1167GR」を、2月下旬に発売すると発表した。定価は8900円(税別)。
WN-AC1167GRの後継モデル。2×2MIMOに対応し、11ac時で最大867Mbps、11n時で最大300Mbpsの通信が可能。本体デザインを一新し、前面からLEDライトを廃した(背面ポートに移動)丸みのあるボディを採用。加賀藩・前田家奥方御伝「成巽閣」の「群青」をモチーフにしたカラー「ミレニアム群青」を施した。また、「360コネクト」と呼ばれる上下左右全方向に電波を放出するアンテナ技術のほか、ビームフォーミングを採用し、通信品質を高めている。
360コネクトは、「PIFA」タイプのアンテナを新たに開発し、最大通信距離を高めるパワーアンプの採用により実現。アンテナ調整なしで全方向に均一に電波が放出できるとしている。なお、アンテナ外付けのWi-Fiルーターに多く採用されているダイポールアンテナでは、アンテナの延長方向での利得が低く、アンテナ内蔵タイプのモデルも、設置場所で電波の届き方が弱くなるなど、電波放出にムラが発生してしまう欠点があった。
そのほか、他社製Wi-FiルーターからのSSID/パスワードコピー機能、ペアレンタルコントロール、中継器/コンバーター機能、ファームウェアの自動アップデート機能を搭載。また、ワンクリック/フィッシング詐欺をブロックする「ネットフィルタリング」機能が5年間無料で利用可能。この機能はアクセスポイントモード時でも利用できる。
インターフェイスは、1000BASE-T/100BASE-TX/10BASE-TのWANポート×1、LANポート×4を内蔵。ハードウェアNATとデュアルコアCPU(880MHz)により、有線LANの実効スループットで約942Mbps(PPPoE時は約941Mbs)、Wi-Fiで約457Mbpsを実現している。
本体サイズは約100×150×156mm(幅×奥行き×高さ)、重さは約270g。付属するスタンドは、縦置きや横置きに対応。壁掛け用のアタッチメントとしても利用できる。
また、360コネクトを採用したIEEE 802.11b/g/n対応のWi-Fiルーター「WN-GX300GR」も3月中旬に発売予定。2×2MIMOに対応し、11n時で最大300Mbpsの通信が可能。定価は7200円(税別)。