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細かすぎて伝わらない? iOSのパエリアの絵文字が刷新、具の魚介類が山の幸へと変更
2017年4月20日 06:00
スマホの普及に伴い、世界共通語となりつつある「emoji」。もっとも、あらゆる国や地域で使われ始めたことで、これまで問題視されていなかったデザインが物議を醸すこともしばしば。人種差別であるとの指摘をきっかけに、人物の肌の色が切り替えられるようになった一件などは、世界的なニュースにもなったので記憶している人も多いだろう。さてこのたびiOS 10.3において、スペイン料理のパエリアの絵文字のデザインが見直されたことが話題になっている。具体的には、パエリアの上に乗っている具材について、これまでのエビや貝類から、チキンや果物に差し替えられたというもの。なんでもパエリアは山の幸を用いて作るのが伝統であり、魚介類を用いるのは比較的新しい文化ということで、お膝元であるスペインからの働きかけで差し替えが実現したのだとか。注意して見ないとまったく気付かないレベルの修正なのだが、実はこれはまだ違いが分かりやすいほうで、ほかにもレーシングカーのデフォルメ具合が変わっていたり、王冠をかぶった女性がわずかに小顔になったりと、細かすぎて伝わらない修正が相次いでいる。詳しい変更点は以下のEmojipediaブログに掲載されているので、ぜひ新旧を見比べてみてほしい。
- Apple Fixes Paella Emoji(Emojipedia)
http://blog.emojipedia.org/apple-fixes-paella-emoji/ - 「絵文字に平等をサポートしてください」人種差別の指摘にゆれるUnicode(INTERNET Watch)
http://internet.watch.impress.co.jp/docs/special/670150.html - Unicode、男女を切り替えられる絵文字を追加、ロックスターや科学者など11職業(INTERNET Watch)
http://internet.watch.impress.co.jp/docs/news/1010517.html