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サービス消滅か? DRMフリーの出版社直営電子書籍ストア「ブックパブ」が利用不能に

 DRMフリーの電子書籍ストア「ブックパブ」が、利用できない状態になっていることが明らかになった。「ブックパブ」は三和書籍などの出版社連合が2011年に開設した電子書籍モールで、出版社直営ながらDRMフリーであることが開設時に話題となった。2016年12月の時点では、13社339点の電子書籍をラインアップしていたことが判明しているが、現時点ではトップページの雛形が見られるのみで、コンテンツの購入ができなくなっていることに加えて、下層のコンテンツにも一切アクセスできなくなっている。DRMなしであればストアが消滅しても購入済みコンテンツはそのまま読めることを身をもって示したわけではないだろうが、プレスリリースはもちろんサイト上の案内も出ておらず、何らかのアナウンスが待たれるところ。最終的に参加していたのは、三和書籍のほか、C&R研究所、商業界、スマート・エコロジー企画、自由国民社、アドコム・メディア、ソフトバンククリエイティブ、株式会社金曜日、万来舎、学習ソフトウェア情報研究センターの10社だが、SNSの公式アカウントは、Twitterが2013年、Facebookは2012年が最後の投稿となっており、実質的に休眠状態にあったようだ。

【お詫びと訂正 21:10】
 記事初出時、「ブックパブ」を開設した事業者についての記述に誤りがありました。お詫びして訂正いたします。

誤:「ブックパブ」は一般社団法人日本電子出版協会(JEPA)が2011年に開設した電子書籍モールで
正:「ブックパブ」は三和書籍などの出版社連合が2011年に開設した電子書籍モールで