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訴訟もある? Adobe CC「今後は最新2バージョンしかサポートしません」でユーザー大混乱
2019年5月13日 06:00
アドビのCreative Cloudが、今後は2つの最新メジャーバージョンしかサポートしないことを表明し、ユーザーの間で大きな波紋を呼んでいる。
新しいバージョンのリリースによって旧バージョンのサポートが終了するのはよくある話だが、PhotoshopやIllustratorでは作成時のバージョンで印刷を行うために旧バージョンのソフトを必要とする場合があること、また、同社も店頭で配布していたパンフレットなどで旧バージョンのサポートを約束していたため、事前の告知なくダウンロードが突如不可能になったことで、ユーザーから怒りの声が上がっているというわけ。ちなみに同社による日本語版のアナウンスには「認定外のバージョンの使用またはインストールを継続した場合、第三者に権利侵害を主張される可能性がありますのでご留意ください」とあり、旧バージョンには同社との契約が終了した第三者のプログラムが含まれていることが今回の見直しにつながったのではと見る向きもある。海外でも日本でも、この問題に抗議するハッシュタグがそれぞれ活発な動きを見せており、今後さらに大きな問題に発展する可能性はありそうだ。
- Changes to Creative Cloud Download Availability(Adobe Blog)
https://theblog.adobe.com/changes-to-creative-cloud-download-availability - 該当のアナウンス(アドビ)
http://m1-page.mail.adobe.com/nl/jsp/m.jsp?c=%40FIgZM%2B%2FtRnqXO7VRLdgBhK0zoX0IT8pITlfzj2fYjnc - 非認定バージョンの削除(アドビ公式サイト)
https://helpx.adobe.com/jp/enterprise/kb/remove-unauthorized-versions.html - パンフレットの文面を紹介するツイート(Twitter)
https://twitter.com/yamakai74/status/1127361034027536389