やじうまWatch

●Yahoo! JAPANの不正ログイン疑惑、「事実なし」の公式コメント発表

　昨日ネット上で騒動になっていたTwitterのIPアドレスを基にしたおすすめユーザーの問題は、すでに現行のアルゴリズムから外されているらしいことが分かって一件落着したわけだが、これと平行して一昨日ごろから話題になっているのが、Yahoo! JAPANに対する不正アクセスが大量に発生しているのではないかという報道。Yahoo!のログイン履歴ページを見ると、主にシンガポールなどのIPアドレスからアクセスされた形跡があり、実際にログインに成功しているケースもあることから、他の情報流出事件と結び付けて不正アクセスの痕跡ととらえるユーザーも多かったようだ。これに対して、Yahoo! JAPANが広報ブログにて公式見解を発表している。現状では登録情報漏えいや不正アクセスの事実はなく、モバイルや外部サービスからのアクセスが記録されることにより不正アクセスに見えるのではないかという内容だ。いまだ疑いの声は残ってるようだが、いまいちど落ち着いて確認すると同時に、パスワードの定期的な変更を心掛けるのがよさそうだ。

◇Yahoo! JAPAN IDの使用に関する注意喚起（Yahoo! JAPAN広報からのお知らせ）
http://blogs.yahoo.co.jp/yj_pr_blog/19966817.html
◇ログイン履歴（Yahoo! JAPAN）
https://lh.login.yahoo.co.jp/
◇YahooIDパスワードが大量流出して不正ログインが発生している件について（ハムスター速報）
http://hamusoku.com/archives/4796011.html
◇最近のWho to followについてツイッターに問い合わせた（nanomomonga's posterous）
http://nanomomonga.posterous.com/who-to-follow

●アニメやドラマにおける「凄腕プログラマー」の描写に関する一考察

　ここ20年あまりで猛烈に発達したPCやネットワークだが、アニメやドラマなどに出てくる「凄腕プログラマー」の描写については、この間それほど大きく変化していない。とくに「凄腕であればあるほどタイピングが高速」「ものすごい勢いで視線を動かす」というお決まりの描写は、上級者からはリアリティに欠けた演出として受け取られる傾向にあるようだ。こうしたフィクション内での凄腕プログラマーの描写についての考察が、Togetterでまとめられていた。主に俎上に載せられているのは、アニメ「サマーウォーズ」や映画「ソーシャル・ネットワーク」。まとめられたツイートを読むと、劇中で感じた違和感の正体がうまく言い当てられていて心地よい。興味を持った人は、同じくTogetterにおけるハッキング描写についてのまとめも面白く読めるだろう。

◇フィクション内のハッキング描写について（Togetter）
http://togetter.com/li/61916
◇フィクション作品のハッキング描写は次の演出を考えてもいい時期ではないだろうか（Togetter）
http://togetter.com/li/31899