【業界動向】
米Liquid Audio、デジタル音楽配信技術の特許をMicrosoftに売却
■URL
http://www.liquidaudio.com/company/press/2002/archive/09_30_02.asp
デジタル音楽配信技術の米Liquid
Audioは30日、同社の知的財産を、米Microsoftに700万ドルで売却することで合意したと発表した。
Liquid Audioは、デジタル音楽配信技術や製品アーキテクチャに関する、多数の米国特許を取得している。これらの特許には、デジタル著作権管理(DRM)技術や、携帯型プレイヤーにコンテンツを安全に転送する技術、地域の著作権法に合わせてコンテンツを配信する技術などが含まれている。Microsoftへの特許売却後も、Liquid Audioはデジタル配信システムにおいて、これらの技術を特許料無料で利用できるライセンスを受ける。
Liquid Audioは2002年6月、ホームエンタテインメントの米Alliance Entertainmentと合併することで合意している。同社のGerry Kearby社長兼CEOは「当社の特許をMicrosoftのような技術パートナーに売却することで、Alliance Entertainmentとの合併準備に向けた戦略の転換を進められる」とコメント。さらに、「この方向性は、製品開発から小売り業者へのメディア配信に注力するという当社の戦略転換と一致している」と述べている。
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(2002/10/1)
[Reported by 江藤 浩幸]
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