【教育】
「ブロードバンドスクール」団体、学校向け導入ガイドラインを発表
■URL
http://broadbandschool.jp/
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ブロードバンドスクールモデルのロゴ
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マイクロソフトなど18企業・団体が運営する「ブロードバンドスクール」コンソーシアムは、ブロードバンドに対応した学習を目的とした「『ブロードバンドスクール』ハードウェア導入ガイドライン」を発表した。
このコンソーシアムは、光ファイバーやADSLなどの高速常時接続環境で、PCを道具として授業に活用できる状態を「ブロードバンドスクール」と定義し、この実現に向けて、学校内のシステム構築支援やコンテンツ提案・作成などのコンサルティングを行なう任意団体。今年4月から岡山県岡山市の公立小学校2校で実証実験を展開中で、この成果を踏まえて、PCや無線LAN機器などを導入する際の目安となるガイドラインを策定したという。
ガイドラインでは、学校向けPC、家庭向けPC、無線LANの推奨スペックがそれぞれまとめられている。学校向けPCの場合、Windows XP Professional・A4ノート型・動作周波数が1GHz以上のCPU・メモリ256MB以上・無線LAN対応など。また無線LANのアクセスポイント(生徒用)の場合、IEEE802.11a・54Mbps・生徒1端末あたり3Mbps以上の速度となることが望ましいといった点が、スペックとしてあげられている。コンソーシアムではガイドラインの仕様を満たすPCや無線LAN機器、また該当商品カタログやWebページに「『ブロードバンドスクール』モデル」と明記したロゴマークを表示する方向で、すでにNECやメルコなどが推奨製品を販売している。なおコンソーシアムでは、実証授業などの活動をまとめた中間報告書を現在作成中で、10月中旬の完成後は関係各省庁や全国の教育委員会などに配付する予定という。
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(2002/10/2)
[Reported by aoki-m@impress.co.jp]
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