【サービス】
MPLS技術で広域分散型のIX機能を提供
日本テレコムがデータ伝送サービス「mpls ASSOCIO」開始
■URL
http://www.japan-telecom.co.jp/newsrelease/nr021007_fs.html
http://www.jp.above.net/corp/press/release/20021008.html
日本テレコムは、同社のIPバックボーン「PRISM」上でMPLS(Multi Protocol Label Switching)技術をベースとしたデータ伝送サービス「mpls ASSOCIO」を11月1日より開始する。ISPなどが利用すれば、複数の接続先とエンドツーエンドで直接IPデータをやりとりできる環境が構築できるため、広域分散型のIX網として機能するという。
接続点は当初、札幌、東京、富山、大阪、福岡に設けるが、順次増強する予定だ。従量制の料金体系を採用し、特に地方のISPにとっては、定額制の専用線で東京のIXに接続するよりも経済的にトラフィック交換できるようになる。
mpls ASSOCIOはこれまで実証実験が行なわれており、アバヴネットジャパンや北海道総合通信網などがこれに参加。このうちアバヴネットではmpls ASSOCIOを利用して、地域ISPなどに高速バックボーンを提供する「MPLS網によるインターネット接続サービス」を試験提供していた。
今回mpls ASSOCIOが商用化されるのを受け、アバヴネットでも同サービスを11月より商用化する。富山県に本社を持つISPで、同サービスの実験にも参加していた北電情報システムサービスとティエイエムインターネットサービスなどが継続して利用する予定だという。
◎関連記事
■アバヴネット、MPLSを用いた専用線試験サービスをISP向けに開始
(2002/10/8)
[Reported by nagasawa@impress.co.jp]
|