【ソフト】
「Windows Media 9」正式版リリースは12月?
~日本語版は遅れる可能性
■URL
http://www.microsoft.com/windows/windowsmedia/download/default.asp
マイクロソフト株式会社は10日、次期メディアプラットフォーム「Windows Media 9 Series」(開発名:Corona)に関するプレス向けセミナーを開催し、これまで年内とされていた正式版のリリース時期を「12月になる可能性が高い」とコメントした。また、日本語版は英語版リリースよりも若干遅れる模様。
Windows Media 9 Series(WM9)は、2年前にリリースされたWM7以来の大幅バージョンアップとなる。主な新機能として、バッファリング時間を大幅に縮小した「Instant-on」と、回線が途切れてしまった場合でもクライアントにキャッシュしたデータを再生し続ける「Always-on」、デジタル5.1chサラウンド機能、動画や音楽の再生速度を自由に変えられる機能などを備える。また、従来クライアント側に渡されたメタファイルに従って再生されていたコンテンツは、サーバー側のプレイリストで管理されるため、ストリーム配信をしながらコンテンツの再生順を入れ替えることも可能になったほか、Flashなどで作成された広告の挿入もできる。
メディアプレーヤー「Windows Media Player 9(WMP9)」では、タスクバーに格納できる「ミニプレーヤーモード」や、プレイビュー画面に現在再生されている楽曲のアーティスト情報やCDジャケット、ショッピングサイトへのリンクなどが表示される「インフォセンター」機能、楽曲間をつなぐ「クロスフェード」などが追加された。秀逸なのは、強化された楽曲検索機能「Smart
Jukebox」だろう。WMP for Windows XP(WMP8に相当)に比べてライブラリの検索が圧倒的に速くなったほか、“5つ星”による楽曲のレーティング機能が実装された。再生頻度が高い楽曲に自動的に星が追加されるほか、ユーザーの好みで星の増減が可能で、お気に入りの楽曲だけを検索、再生できる。なお、米国ではさまざまな有料サービスが提供される「インフォセンター」だが、国内での事業展開は明らかにされていない。
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ミニプレーヤーモード |
再生速度可変機能 |
レーティング機能 |
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(2002/10/10)
[Reported by okada-d@impress.co.jp]
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