【提携】
リアルタイムメッセージ機能を金融サービス業に
~米JabberとwebMethodsが提携
■URL
http://www.jabber.com/
http://www.webmethods.com/
米JabberとwebMethodsは23日、戦略的提携関係を結び、金融サービス業を営む顧客に対してリアルタイムイベント通知機能を持つソリューションをマーケティングしていくことを明らかにした。
webMethodsは、企業などの組織が複数の異なるアプリケーションを統合してビジネスプロセスを整理することにより、できるだけ早く組織の意思決定に必要な情報を取り出せるようにするための統合ソリューションを提供している。一方のJabberは、XMLベースの「Jabber Open Protocol」を元に、さまざまなアプリケーションやサービスにインスタントメッセージ機能やプレゼンス通知機能などを含むアプリケーションを構築できるような「Jabber Communications Platform」を開発している。
今回の提携についてJabberの社長兼CEOであるRob Balgley氏は「Jabberのインスタント通知テクノロジーはwebMethodsの顧客が企業内で起こっている出来事に即座に反応し、彼らのインフラを管理する能力を向上させ、業務執行効率を最大化できるようにする」とコメントした。
また、webMethodsの副社長でゼネラルマネージャーDarren Oberst氏はJabberのプラットフォームがXMLに基づいているためwebMethodsの統合プラットフォームと容易に統合できることを指摘した上で、「これは時間がほぼ文字どおり『金』を意味する金融サービス業の人々にとってとりわけ益となるだろう」とコメントした。
Jabberは8月にも金融サービス業にメッセージングソリューションをマーケティングしているIkimbo社と提携している。
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(2002/10/24)
[Reported by 青木 大我 (taiga@scientist.com)]
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