【業界動向】
ナチス関連・白人至上主義などに関連するサイトなど
Google、独仏で不法ウェブサイトを検索結果から排除へ
~米大学の研究者が指摘
■URL
http://cyber.law.harvard.edu/filtering/google/
http://www.google.de/
http://www.google.fr/
調査結果例。google.com(左)では検索結果が表示されているが、google.de(右)では、検索結果なしと表示される。 |
欧州でも人気の高い検索サイトGoogleはこのほど、独版サービス「google.de」と仏版サービス「google.fr」において、ナチス関連、白人至上主義、キリスト教原理主義などに関連するサイトをウェブ検索の結果リストから排除する措置を採っていることが明らかになった。
この措置の存在は、ハーバード大学法科大学院Berkman Center for Internet & SocietyのJonathan Zittrain氏とBenjamin Edelman氏が行なっている調査で明らかになったものだ。
この措置は、仏独のローカルサイトでのみ有効で、米国の法律が有効と解釈されるべきgoogle.comでは採られないという。実際、ハーバード大のグループの調査結果では、.comと.deおよび.frとの間の検索結果に上述のカテゴリーの検索結果で大きな相違が見られたという。なお、独仏国内のユーザーでも、google.comを利用すれば、違法サイトを検索することは可能であるようだ。
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(2002/10/28)
[Reported by Gana Hiyoshi]
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