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【ブロードバンド】

北海道滝川市で5.0GHz帯無線アクセスのフィールド実験スタート<その4>

FWA普及のカギを握るのは
光ファイバー網の存在?

■URL
http://www.hokkaido-bt.go.jp/C/C14/c141008.htm
http://www.city.takikawa.hokkaido.jp/soumubu/jouho/musen/open.htm

滝川市ではすでに「フレッツ・ADSL」が提供されているものの、今のところ対象エリアは市役所のある中心地区のみ。他の地区の収容局で提供されればエリアは拡大するが、さらに周辺の地域についてはFWAの実用化を待たなければならないという
 総務省北海道総合通信局では、5.0GHz帯を使った加入者系無線アクセス(Fixed Wireless Access:FWA)システムのフィールド実験を来年2月末まで実施し、その結果をふまえて5月にも研究会の報告書としてとりまとめる予定だ。うまくいけば、5.0GHz帯のFWAシステムが、過疎地域におけるブロードバンド格差を解消する手段として現実味を帯びてくるだろう。今回実験に参加したFWAシステムメーカーも、「実験を契機にFWA市場が注目され、数年後にはADSLやケーブルモデム、FTTHなどのブロードバンド手段と比肩できる市場規模になることを期待している」という。

 ただし、その技術的な性能が証明されただけで、そのまま5.0GHz帯FWAの普及につながるわけではないだろう。今回の実験では、先日の記事で述べた通り、滝川市の構築した光ファイバー網を基地局までのバックボーンとして活用している。自治体のネットワークと通信事業者のFWAサービスの組み合わせにより、「短期間にブロードバンド環境を構築する有効な手段」(松本正夫・北海道総合通信局長)を確立しようとしているわけだ。

 しかしこれは裏を返せば、自治体ネットワークが使えなければ、FWAが強みを発揮しようがないとも言える。例えば、今回の実験で5.0GHz帯の基地局が設置された3エリアのうち、滝川市の光ファイバーで中継されている基地局は1カ所のみである。残る2カ所は、実験に参加するNTT東日本と北海道総合通信網の光ファイバーでフォローしているのが実状だ。公共施設や学校など接続先が限定される自治体ネットワークだけに、その範囲内に基地局を設けるだけでは、とうてい市内全世帯はカバーできない。

 また、そもそも滝川市のように光ファイバー網がまだ構築されていない自治体も少なくないだろう。そういった地域も含めて、自治体ネットワークの届かないエリアにどうやって基地局までの中継網を確保すればよいのか? 首都圏で同じく5.0GHz帯でFWAの実験に取り組んでいるスピードネットが指摘しているが、今のところ加入者用のアクセス回線用として限定されているこの周波数帯を、中継回線にも利用できるようにするなどの規制緩和が求められるかもしれない。

 さらに、仮に実験でFWAの有用性が示されれば、自治体保有の光ファイバー網や基地局の拠点となる公共施設のスペースおよび電源などの貸し出しルールについても、「早急に制度化について検討する必要がある」(滝川市総務部情報化推進室)。

 新たにFWA用に開放された5.0GHz帯とはいえ、今回実験で投入されているシステムはすでに実用化済みの技術や製品に準じているものだ。実験の結果、技術面でそれほど大きな問題が指摘されるとは考えにくい。また、自治体の光ファイバー網についても、帯域には十分に余裕があるという。むしろ課題となるのは、その地域において通信事業者がFWAを円滑に導入・運用できる環境が整備されるかという、制度面にかかっていると言えそうだ。

今回の実験では、5.0GHz帯のほかに、一部に準ミリ波を用いたFWAも使用されている。市役所や図書館、美術自然史館(左)などの公共施設に、日立国際電気が26GHz帯のシステムを設置した。館内に用意された端末で、モニター世帯以外でも映像コンテンツなどを体験できる(右)

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(2002/10/30)

[Reported by nagasawa@impress.co.jp]

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