【調査】
IP電話での“ISP2大陣営”はほぼ同規模 ~ネットレイティングス調べ
■URL
http://www.netratings.co.jp/press_releases/1120_Ranking_J_Final.pdf
IP電話サービスに関する大手ISPの提携が先週相次いで発表されたが、ネットレイティングス株式会社が、これを受けてユニークな試算を発表した。“2大陣営”と呼ばれる各ISP連合のドメインへのリーチ率は、かなり近い水準というものだ。
これは10月分の「インターネット利用動向調査」に併せて発表されたデータとなる。ネットレイティングスでは、OCN、So-net、@niftyによる“3社連合”と、DION、ODN、BIGLOBE、hi-hoの4社の“メガコンソーシアム”について、各ドメインへのリーチ(Web利用者のうちどれくらいが当該ドメインを訪れたかを示す)を合計し、重複を除いた試算を行なった。その結果、3社連合のリーチは61.2%、メガコンソーシアムのリーチは56.1%と、2大陣営のリーチがほぼ拮抗する結果になったという。またこの2大陣営を合わせて7ドメインとした場合のリーチは72.5%となり、Yahoo!JAPANのリーチ(72.8%)とほぼ同じ数字となった。
リーチはIP電話サービスの利用者予想規模を示すものではないが、ネットレイティングスでは「リーチの大きさは、ビジネスプラットフォームとしての潜在力の大きさを示しているともいえる。今後は両陣営とも、潜在的なリーチの大きさを活用するために、他ISPとの協力・提携関係をさらに進めることも考えられる」と分析している。
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(2002/11/20)
[Reported by aoki-m@impress.co.jp]
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