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【新製品】

IBM、ミドルウェアの新版「WebSphere Application Server V5.0」発表

■URL
http://www-6.ibm.com/jp/NewsDB.nsf/2002/11211
http://www-6.ibm.com/jp/software/websphere/

左から常務取締役の堀田一芙氏、ソフトウェア事業部の大古俊輔氏、同事業部の宮田裕樹氏
 日本アイ・ビー・エム株式会社(以下日本IBM)は、Webアプリケーションサーバーソフトウェア製品群「WebSphere」シリーズの新製品、「WebSphere Application Server V5.0」(以下「WAS V5.0」)を発表した。

 「WAS V5.0」では新たに“Autonomic対応機能”を強化している。これは情報システムを自律化することで、人手をかけずに複雑な状況処理を可能にするもの。例えばシステムでサーバーを増設する場合、新しい機器と古い機器は性能が異なるため調整が必要となるが、“Autonomic対応機能”によって、新しく性能が高い機器がより多く作業するように自動調整が行なわれ、最適なパフォーマンスが得られるという。またWebサービス標準技術のXMLやSOAPなどに加え、HTTPやJMS(Java Message Service)、RMI/IIOP(Remote Method Invocation Internet Inter-ORB Protocol)などのプロトコルもサポートしているため、社内外の多様なWebサービスが利用可能としている。
 「WAS V5.0」は、小規模なシングルサーバー構成向けの基本製品「WAS V5.0」と、複数サーバーによる分散環境に対応し、クラスタリングやワークロード管理などの機能を持つ「WAS Network Deployment V5.0」がある。またWebサービス機能を強化し、エンタープライズ向けに特化した「WAS Enterprise V5.0」も提供する方向だ。これらの出荷開始日は11月26日で、価格は「WAS V5.0」で112万9,500円~。

 さらに、中小企業や企業内部署システムなどに向けて、低価格で迅速なシステム導入を実現する「WebSphere Application Server Express V5」(以下「WebSphereExpress V5」)の開発意向を表明した。これは安価かつ即効性のある業務ソリューションパッケージを求めるニーズに応えるもので、Webアプリケーションサーバーソフトウェア、開発ツール、アプリケーションサンプルを統合して提供し、システム導入や開発の複雑さと費用を低減するものになる。開発意向表明のため、出荷時期などは未定だ。また「WAS V5.0」(J2EE1.3対応)と従来版「WAS V4.0」(J2EE1.2対応)の両方に対応したJava統合開発環境「WebSphere Studio V5.0」についても、開発意向を表明している。
 一方、短期導入を実現する製品として、「WebSphere Portal Express for Windows V4.1」および「WebSphere Portal Express Plus for Windows V4.1」を発表した。部門ポータルや小規模ポータルの初期導入時を考慮し、最小50ユーザーから利用できるもので、企業ポータル機能やパーソナライズ、インスタントメッセージ、在席確認(以上2点は「Portal Express Plus」のみ)といった機能を実現する。12月6日より出荷開始し、価格は「WebSphere Portal Express for Windows V4.1」で55万5,000円から。

 なおIBMでは、ソリューション開発生産性向上の目的で、12月11日に、東京・渋谷に施設「IBM SW CoC」(Center of Competency)を設立する。「WAS V5.0」などIBM製品のデモや検証、サポートなどの環境をパートナー企業向けに提供するほか、“オープンなソフトウェアベンダー”としてIBMの活動を伝え、またパートナー、個人ディベロッパーを問わずにスキル育成のための情報公開・共有を行なう場所として活用する方向だ。

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(2002/11/21)

[Reported by aoki-m@impress.co.jp]

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