【製品】
米Websense、従業員アクセス管理製品に スパイウェア対策を搭載
■URL
http://www.websense.com/company/news/pr/02/112102.cfm
米Websenseは、従業員インターネット管理(EIM)製品にスパイウェアをブロックする機能を追加した。同社製品のオプションとして利用できる。
スパイウェアは、インストールされたPCでのWebアクセス行動などのデータを収集し、サーバーに自動的に送信するもので、マーケティングなどの目的で利用されることが多い。よく知られているのは「Gator」や「BonziBUDDY」などだが、P2P型ファイル交換ソフトがスパイウェアを含んでいる場合も多く、ユーザーがスパイウェアと気づかずにインストールしていることも珍しくない。こうしたスパイウェアによって、個人情報などプライバシーに関する情報が漏洩するだけでなく、企業内の機密情報が外部に漏れたり、その結果として産業スパイに利用される可能性が指摘されている。またスパイウェアはシステムの速度低下や不正な操作エラー、ブラウザークラッシュの原因になりやすい面もある。
Websenseでは、このスパイウェアをブロックする機能を同社のEIM製品で利用するデータベースに新設。スパイウェアが情報を送信しているサーバーを特定し、従業員が知らない間にバックグラウンドで情報が送られることを防ぐ。また未分類のソフトやWebサイトを発見・審査する「WebCatcher」機能で、未知のスパイウェアであっても有害かを判断して対応できるという。
Websenseのスパイウェア対策は、企業向けEIM製品「Websense Enterprize」の追加データベース「Websense Premium Group III」を利用することで導入可能だ。1ユーザーあたりの追加費用は年間5ドルとなる。
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(2002/11/26)
[Reported by aoki-m@impress.co.jp]
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