【ソフトウェア】
米Verisign、「WS-Security」準拠のデジタル署名・暗号化ツールを発表
■URL
http://www.verisign.com/corporate/news/2002/pr_20021210b.html
http://www.xmltrustcenter.org/developer/verisign/tsik/index.htm
米Verisignは、Webサービス向けのセキュリティー仕様「WS-Security」に準拠したデジタル署名・暗号化ツールキット「Verisign
Trust Service Integration Kit」(TSIK)をオープンソースとして無償で公開すると発表した。
TSIKは、Webサービスにデジタル署名や暗号化といった機能を統合するための開発キット。Javaベースのソフトウェアで、「Messaging Framework」「Trust Layer」「XML Resources」の3コンポーネントで構成されている。Messaging Frameworkは、Webサービス環境においてVerisignの提供するさまざまなAPIを利用可能にするもの。Trust Layerでは、公開鍵インフラ(PKI)により、セキュリティーを確保したXMLメッセージを利用するためのAPIを提供するもので、W3Cによる仕様「XML Digital Signature」と「XML Encryption」の実装を含んでいる。3点目のXML Resourcesは、XMLデータやスキーマなどを直接処理するためのAPI群となっている。
WS-Securityは、米IBM、MicrosoftおよびVeriSignが開発した仕様で2002年4月に発表されている。これまでにIBMがWS-Security対応のWebサービス開発キットをリリースしているほか、XML関連の標準化団体の「OASIS」が技術委員会を設置するなど、標準化・普及に向けた動きが活発化している。
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(2002/12/11)
[Reported by okiyama@impress.co.jp]
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