【サービス】
~全てのアプリケーション利用状況やカメラ映像を分析して改善余地を提案マイクロソフト、ログや映像情報から個人のワークスタイルを解析するサービス■URL
マイクロソフト株式会社は24日、企業内個人のワークスタイルを分析して現状とその改善余地を明確にするサービス「Microsoft Individual Productivity Assessment(以下、IPA)」を2003年2月3日より提供開始すると発表した。価格は350万円から。 IPAは、企業内個人のアプリケーション利用状況や固定カメラによる映像などのデータを収集・分析し、ワークスタイルの分析や改善提案を行なうというもの。特徴は、実写映像を元にワークスタイルを分析する点。これにより、従来のインタビュー形式やワークフローの体系的分類、数値化を行なう方法などでは難しかったワークスタイルの実状を明確にすることが可能だという。 実際の測定では、「オペレーション・ログ情報」と「映像情報」が行なわれる。「オペレーション・ログ情報」では、アプリケーションの使用履歴やインターネット、ファイルサーバーへのアクセス履歴などのPCの操作ログが記録される。「映像情報」は、固定カメラによる個人のデスク周りの映像やPCの操作画面情報を記録するというもの。 これらのデータを基に、「現状分析」、PC操作や使用上の改善余地を提案する「Operational Opportunity レポート」、環境変化により見込まれる改善余地を提案する「Environmental Opportunity レポート」の3つのレポートが提供されるという。 なお、「映像情報」の測定と分析には、「Windows Media 9 シリーズ」のテクノロジーが使用されている。「Windows Media エンコーダ 9 シリーズ」を利用することによって、長時間の安定したエンコードが実現し、「可変速再生」機能により柔軟で効率的に分析できるという。また、マイクロソフトが1988年より実施している、一般ユーザーに同社製品を使ってもらい、その行動を記録・分析する「ユーザビリティテスト」のノウハウも盛り込まれているという。
◎関連記事 (2002/12/24) [Reported by otsu-j@impress.co.jp] |
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