【調査】
米国の有料コンテンツは“出会い系”が牽引~米調査
■URL
http://www.online-publishers.org/
http://www.online-publishers.org/opa_paid_content_report_122002_final.pdf
Online Publishers Associationは20日、2002年度第3四半期の米国における有料コンテンツ利用状況に関する調査報告を発表した。この調査そのものは、comScore Networksが実施したものだ。
この調査によると、米国における有料コンテンツの売上高は2002年第3四半期で3億6,140万ドルに達した。この数値は、2002年第2四半期に対して14%増、前年同期に対しては105.3%増となっている。2002年第1四半期から第3四半期までの総売上は9億7,500万ドルとなり、この時点で2001年度通期の売上である6億7,000万ドルを大きく超している。また、2002年第3四半期に有料コンテンツを購入したユーザー数は、2001年第3四半期の790万人から1,480万人へと倍増した。これは、米国のオンラインユーザーの10人に1人以上が何らかの有料コンテンツを購入している計算になる。
カテゴリー別で見ると、「ビジネス/投資」「エンターテイメント/ライフスタイル」を押さえ、「個人/出会い」がトップの8,700万ドル(前年同期比387%増)となった。ほとんどのカテゴリーで前年同期比100%増を記録しているほか、前出の3カテゴリーで全体の62%のシェアを占めている。
また、定期購入に対する都度購入の割合も増加傾向にあり、全体の売上では5,600万ドル(前年同期比132%増)となった。特に一般ニュースでは、昨年度の60万4,000ドルから900万ドルへと激増している。なお、このカテゴリーにおける購入価格帯トップは5~49.99ドルだった。そのほか、5ドル以下の小型決済(マイクロペイメント)も27万9,000ドルから310万ドルへと増加している。
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(2002/12/24)
[Reported by okada-d@impress.co.jp]
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