～NECやACCESSなど4社が「Helix Community」に参画

次世代情報家電やモバイル機器に「RealVideo 9」などを提供

■URL
http://www.realnetworks.com/company/press/releases/2003/helixcommunity.html

　米RealNetworksは9日、米ラスベガスで開催されているデジタル機器関連の展示会「Consumer Electronics Show」（CES）にて、NECやACCESS、Intel、Equatorなどのメーカー4社が「Helix Community」に参画し、RealVideo 9などを次世代情報家電やモバイル機器に提供すると発表した。

　Helix Communityとは、RealNetworks社が開設したオープンソース開発を担うコミュニティー。

　今回NECやIntelがHelix Communityに参画し、「Helix DNA Client」がライセンスされたことにより、次世代情報家電やモバイル機器においてRealVideoなどを媒介としたデジタルメディアの再生が可能になる。「Helix DNA Client」は、RealNetworksが2002年7月に発表したオープンソース戦略「Helix」に基づいて発表されたもので、メディアプレイヤー「RealOne Player」のコアエンジンに当たるものだ。

　また、ACCESSの情報家電向けブラウザー「NetFront」に「Helix DNA Client」が組み込まれ、情報家電以外にもカーナビや携帯電話においてもリッチメディアが提供可能となる。ほかには、Intelのモバイル向けプロセッサー「XScale」や、NECの「VR Series」64bitプロセッサーに対応したことにより、無線市場やセットトップボックス、家庭用娯楽システムへリッチメディアを普及させるという。

　RealNetworksのメディアシステム担当副社長Dan Sheeran氏は「今回、NECやIntelなどの4社が参画したことにより、インターネットメディアの情報家電やモバイル機器への普及が急速に広がっていくだろう」と語っている。

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(2003/1/9)

[Reported by otsu-j@impress.co.jp]