【調査結果】
FTTH導入で利用時間は伸びるが、コンテンツへの不満も増加
~goo他が実施した「FTTH利用実態調査」で判明
■URL
http://research.goo.ne.jp/Result/0211cl18/01.html
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FTTH提供事業者の内訳(gooリサーチより)
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株式会社エヌ・ティ・ティ エックス(以下NTT-X)と株式会社三菱総合研究所は、共同で運営しているインターネットリサーチ事業「gooリサーチ」で実施した「FTTHユーザの利用実態調査」の結果を発表した。
この調査はFTTHを自宅に導入済みの「gooリサーチ」会員を対象に行なったもので、調査期間は1月9~15日、674名からの有効回答をまとめている。回答者の内訳は男性57.3%、女性42.7%で、年代別では20代(22.0%)、30代(43.3%)、40代(23.0%)がほぼ9割を占めた。
回答によると、利用しているFTTH提供事業者の調査では、NTT東西が46.6%で最も多く、次いでケイ・オプティコム(26.1%)、有線ブロードネットワークス(11.4%)と続く。FTTHの前に利用していたインターネット接続回線の種類は、ISDNが37.2%、アナログ回線が29.5%、ADSLが20.1%。ISDN・アナログを合わせると、6割以上がナローバンドからFTTHに移行した形だ。利用平均時間は週平均で26.8時間。FTTH導入後に利用時間が増加したユーザーは57.6%に上り、導入前と比べて週に7.1時間増加したという。
FTTHを導入して満足しているかについての質問では、実行速度に関しては「満足」が20.8%、「どちらかといえば満足」が26.6%と、半数近くが満足している状況だ。反面、不満を示すユーザーも3割以上存在した。また開通までに要した期間については「不満」「どちらかといえば不満」が合わせて34.7%と、「満足」「どちらかといえば満足」の28.8%を上回っている。
一方、ブロードバンド向けコンテンツに関しては、コンテンツのボリューム・内容のどちらについても不満を示すユーザーが1/3近くに上り、満足しているユーザーは1割程度。加えて有料コンテンツを「ほとんど利用しない」ユーザーが83.6%と、厳しい姿勢が目立った。その一方で、「コンテンツがより充実すれば有料化もOK」という回答も29.8%あり、全体としてコンテンツの充実を期待する状況がうかがえる。
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(2003/1/20)
[Reported by aoki-m@impress.co.jp]
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