プロント、ネオモバイルを利用した公衆無線LANサービスを無料提供

■URL
http://www.ntt-me.co.jp/news/news2003/nws030121b.htm

　プロントコーポレーションは、NTT-MEの無線LANサービス「ネオモバイル」をバックボーンとした公衆無線LANサービスを1月下旬から開始する。サービス開始時は東京と大阪の8店舗にアクセスポイントを用意、プロントでメニューを注文することで無線LANを無料で利用できる。

　プロントは2001年12月よりリナックスカフェディプロント秋葉原店で無線LANサービスを提供しており、ユーザーから好評を得たことなどを理由として本サービスを開始する。1月下旬には東京のプロントカレッタ汐留店、リナックスカフェディプロント秋葉原店、プロント八重洲店、プロント神谷町店、プロント豊洲店、プロント赤坂店、大阪のプロント心斎橋筋店、プロント大阪ビジネスパーク店の8店舗でサービスを開始。2003年度内にはサービス提供エリアを50店舗に拡大し、最終的には全店舗での提供を目指すという。

　無線LANのバックボーンにはNTT-MEが運営するIEEE 802.11b準拠の無線LANサービス「ネオモバイル」を導入。ただし、NTT-ME自身が試験サービスを行なっているものとはあくまで別サービスであり、アクセスポイントの乗り入れなどは予定されていない。NTT-MEはネオモバイルの提供方法について自身がサービスを行なっていく方法と、無線LANのバックボーンとしてサービスを提供していく方法の2通りを検討しており、今回のサービスや先日発表された理経の公衆無線LANサービス「BizPortal」は後者にあたるという。

　サービスを利用したいユーザーはプロントでIDとパスワードが記載されたカードを入手、60分程度の間無線LANを利用できる。このカードは無線LANサービスのものというよりは、プロントの飲食用チケットにIDとパスワードを記載したというイメージであり、喫茶や食事を利用したユーザーに対して無線LANサービスを無料で提供するという意味合いだという。ただし、カードの提供開始は3月頃となる見込みで、それまでは店舗ごとにIDとパスワードを利用客に伝えていく予定。店舗には利用客が自由に使用できる電源も用意し、NTT-MEの協力のもと、公衆無線LANサービスの国際標準規格である「Wi-Fi Zone」取得も予定しているという。

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(2003/1/21)

[Reported by 甲斐 祐樹]